近くの書店で在庫を調べる
  • Author村雲菜月
  • Publisher講談社
  • ISBN9784065326855
  • Publish Date2023年7月

もぬけの考察

第66回 群像新人文学賞受賞作!
この部屋の住人は、みんないなくなる? 都市の片隅にあるマンションの一室、408号室に入れ替わる住人たち――。奇想天外な物語が、日常にひそむ不安と恐怖を映し出す。
同じ部屋で前の時間が見えないまま孤独と恐怖を積み重ねていく構成で細部まで考えられていた。
理不尽さと暴力的な状況がスリリングで、多様な恐怖を描ける人だと思った。――柴崎友香
一連の奇想天外な考察は、インスタレーションと呼ばれる空間芸術の手法とも似ていて、
日常性からの逸脱を効果的に演出するにはうってつけだ。
――島田雅彦
ある〈部屋〉のみを舞台にすることで、作品の〈空間〉は限定されている。
が、前の住人、その前の……と過去を連鎖的に想像可能で、今後の住人という未来も延々の想像が可で、その意味で〈時間〉が限定されない。そこに越境のポテンシャルが満ちている。――古川日出男

>> 続きを表示

Recently borrowed books by this book borrower.

  • 赤と青とエスキース
  • もう一度読みたい教科書の泣ける名作 新装版
  • ACCA13区監察課 1
  • ACCA13区監察課 2
  • 推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない―自分の言葉でつくるオタク文章術
  • しーちゃんのそれから
  • こんにちは、いぬです
  • 黒猫ナノとキジシロ猫きなこ
  • 眞野先生。本が傷んだら修理するだけじゃダメってホント? 〜ストーリーでわかる図書館の資料保全の考え方〜
  • 挫折を経て、猫は丸くなった。 / 書き出し小説名作集