近くの書店で在庫を調べる
  • Author平野啓一郎
  • Publisher文藝春秋
  • ISBN9784163913735
  • Publish Date2021年5月

本心

『マチネの終わりに』『ある男』と、ヒットを連発する平野啓一郎の最新作。
 舞台は、「自由死」が合法化された近未来の日本。最新技術を使い、生前そっくりの母を再生させた息子は、「自由死」を望んだ母の、<本心>を探ろうとする。
 母の友人だった女性、かつて交際関係にあった老作家…。それらの人たちから語られる、まったく知らなかった母のもう一つの顔。
 さらには、母が自分に隠していた衝撃の事実を知る――。
 ミステリー的な手法を使いながらも、「死の自己決定」「貧困」「社会の分断」といった、現代人がこれから直面する課題を浮き彫りにし、愛と幸福の真実を問いかける平野文学の到達点。
 読書の醍醐味を味合わせてくれる本格派小説です。

>> 続きを表示

Recently borrowed books by this book borrower.

  • 老親の介護で力尽きるまえに / 行政サービスをとことん利用する法
  • 妄想radio
  • よむよむかたる
  • 定命父の喪・母の喪 / 息子が遺してくれた「生き直す力」
  • 下弦の月に消えた女
  • 雨の塔
  • 彩月 / 季節の短篇
  • 氷炎
  • 命
  • 禁断の魔術

Presented by