かわいいペットはブラックホール!?
科学や宇宙が好きな11歳の少女・ステラは、宇宙研究施設NASAからの帰り道、人間ではない何かにあとをつけられる。とことん真っ黒で、目の奥に小さな銀河が広がっているそれは、まるでブラックホールみたい。
このブラックホール、健気で愛嬌もあるうえに、嫌なものをなんでも飲み込んで片付けてくれるので、ステラは大助かり。ところが、あるものが飲み込まれてしまい、ステラはブラックホールの中へ取りに行くことに・・・・・・。
ブラックホールと心の穴がリンクする、最愛のパパを亡くした少女の立ち直りに寄り添う感動物語。
【編集担当からのおすすめ情報】
ブラックホールを飼うなんて、一体どういうこと? と、好奇心で読み始めると、もうノンストップ! ゆかいで軽やかな読み心地なのに、最後はぐぐぐっと心の暗闇に潜り、対峙しなければならないものを照らし出します。2019年のイタリアの文学賞・ラガッツィ賞の児童部門最終候補にノミネートした感涙作です!