◆認知症の見方がすっかり変わる本! 心とは、どのようにみなされるべきものなのか。家族が認知症になると、生活が一変してしまいます。温和だった人が突然怒りっぽくなったり、徘徊しだしたり、家の中をめちゃくちゃにしたり。それなりに安定していた家族生活がもはや成り立ちません。そんな家族が、認知症になった親や夫・妻を連れて、イラストレータだった著者が両親の介護をきっかけに始めたデイケアを訪れます。そこで認知症の人たちが示す意外な行動、スタッフとのやりとりは、何が認知症の本当の問題なのかを私たちに語っています。認知症は早すぎる老いとも言え、誰もが老いを迎えます。「老人」の居場所は、今の社会の中に保証されているでしょうか? 老いた人のための場=庭をつくる冒険をいっしょにしてみませんか。