"神のみ業"を信じ、聖地イェルサレムをめざした十字軍。世紀の大遠征に彼らをかりたてたものはいったい何だったのか。ビザンツ、イスラム側の民衆史料まで掘りおこして、狂気とロマンに満ちた十字軍史の実相を、雄大なスケールで活写した不朽の名著の、著者自身によるアブリッジ版。