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  • Author戸井和彦/著
  • Publisher明治図書
  • ISBN9784181148072
  • Publish Date2004年0月

どうしたらいいの?"食の教育"QA事典

世界では、「自分の健康は自分でつくる」という方向に向かっている。医者任せ、薬頼みの時代は終わろうとしている。自分で食べるものを選択し、自分で食生活を考えることを通して自分の健康を考えていく時代なのである。「選食時代」の到来である。こういった時代の要請に応じた食の教育をしていかねばならない。箸の使い方などのマナーを見直し、日本の伝統的な食習慣を学び、先人が築いてきた日本の風土に合った食文化を継承していくことが大切である。食と環境とのつながりは極めて強い。環境の汚染は、即、食べる物に返ってくる。残菜の増加と飢餓のことも重要な課題である。完全な環境循環型社会を目指し、食生活をいろいろと考え、実行していく必要がある。環境の悪化が日々にひどくなっている現在、これは急務である。「成長」という視点に立った授業は今までにほとんどされてこなかった。実践は乏しい。しかし、こういった授業をしたいと思っている教師は多いと思う。そこで、こういった授業をするときに、参考になるものとして本書をまとめた。

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