長く俳諧季寄せの最高峰とされてきた本書は、俳号「馬琴」の筆名で、後に読本作者として活躍する曲亭馬琴がまとめた『俳諧歳時記』をもとに、藍亭青藍が季語および解説・例句を増やし、四季別・いろは順に改編したもの。全巻で季語三千四百余を収録する。