本書は,公立図書館の使命,利用者の実態,無料の原則,貸出と市場との関係,地域間のサービスの差を主題とした論考集である。全8章構成として,公立図書館の現在の一断面および図書館をめぐるさまざまな議論の現在地を示そうと試みた。