原発事故後、福島の復興のためにと原発周辺の人々の田畑や住宅地(1600㎡)に、汚染土を集中管理するための中間貯蔵施設が2045年まで期限で造られた。そして今、環境省は中間貯蔵施設の汚染土を全国で再利用しようとしている。「30年中間貯蔵施設地権者会」会長である著者が、福島県中間貯蔵施設の不条理を読み解く。