近くの書店で在庫を調べる
  • Author吉田修一
  • Publisher講談社
  • ISBN9784065373309
  • Publish Date2025年1月

昨日、若者たちは

香港、上海、ソウル、そして東京。
分断された世界で今を直向きに生きる若者を描く純文学短編集。
2021年に刊行された単行本『オリンピックにふれる』を改題したものです。
「香港林檎」
「この香港のどこかを、もう一人の自分が歩き回っているような気がして仕方ないんだ」
ボート選手枠で入社して10年、タイムが低迷する偉良はコーチから思わぬ宣告を受ける。
「上海蜜柑」
「私たち、上海に住んでるのよ。欲しいものは欲しいって、今、世界で一番言える街に」
ケガで体操選手を諦め、臨時体育教師になった阿青。結婚目前の恋人には初めてのチャンスが訪れていた。
「ストロベリーソウル」
「がんばるって、約束したじゃないか」 
ソウルのスケート場で働くクァンドンは、三回転ジャンプに挑む赤い練習着の少女に心惹かれるが……。
「東京花火」
「誰も悪くない。なのに、誰も幸せじゃないのはなぜだ?」
東京五輪が始まった。開会式を前に失踪した部下を探す白瀬は、国立競技場の前に立つ。
2021年東京オリンピックと同時進行で新聞連載された話題作。

>> 続きを表示

Recently borrowed books by this book borrower.

  • ブルーネス
  • ネコシェフと海辺のお店
  • 遠い唇
  • 赤頭巾ちゃん気をつけて
  • たぶん彼女は豆を挽く
  • 台所のラジオ
  • エヴリシング・フロウズ
  • 夢見る帝国図書館
  • アイドル、やめました。 / AKB48のセカンドキャリア
  • 地球の果ての温室で