地域に受け継がれてきた伝統知(知識・知恵・技術)には、過去の災害からの復旧復興の記憶が埋め込まれている。本書では滋賀県比良山麓地域の事例から学び、気候変動の影響が深刻化するなかで、技術だけに頼らないこれからの自然災害との付き合い方を考える。