近くの書店で在庫を調べる
  • Author馳星周
  • Publisher文藝春秋
  • ISBN9784163912042
  • Publish Date2020年5月

少年と犬

傷つき、悩み、惑う人びとに寄り添っていたのは、一匹の犬だった――。



2011年秋、仙台。震災で職を失った和正は、認知症の母とその母を介護する姉の生活を支えようと、犯罪まがいの仕事をしていた。ある日和正は、コンビニで、ガリガリに痩せた野良犬を拾う。多聞という名らしいその犬は賢く、和正はすぐに魅了された。その直後、和正はさらにギャラのいい窃盗団の運転手役の仕事を依頼され、金のために引き受けることに。そして多聞を同行させると仕事はうまくいき、多聞は和正の「守り神」になった。だが、多聞はいつもなぜか南の方角に顔を向けていた。多聞は何を求め、どこに行こうとしているのか……



犬を愛するすべての人に捧げる感涙作!

>> 続きを表示

Recently borrowed books by this book borrower.

  • 終わった人
  • 犬とハモニカ
  • ストーナー
  • 飽きっぽいから、愛っぽい
  • 花筐
  • 店長がバカすぎて
  • 我々は、みな孤独である
  • 写楽殺人事件 新装版
  • カフネ
  • 悪逆