近くの書店で在庫を調べる
  • Authorナカムラクニオ
  • Publisher玄光社
  • ISBN9784768312230
  • Publish Date2019年9月

チャートで読み解く美術史入門

年に複数回美術館に足を運ぶ美術ファンは今や国内で1000万人以上いると言われ、日本各地で開催される展覧会の動員数は年々拡大傾向にあります。昨年から今年にかけてはゴッホやフェルメール、ダリ、ミュシャ、ルーベンス、クリムトの過去最大規模となる展覧会が開催され、日本の画家では伊藤若冲や藤田嗣治、現代美術家の草間彌生の過去最大規模の展示がありました。
 美術ファンの裾野が広がる一方で、「もっと深く美術史を勉強したい」「アートの見方を知りたい」という声もよく聞きます。美術館ではそうしたニーズに応える各種イベントが開催されていますが、近年は美術研究者や専門家以外の美術関係者による「わかりやすい」「ウラ話的」なトークイベントに人気が集まっています。本書の著者ナカムラクニオ氏は、そうしたイベントに多数出演しています。特に来場者にウケが良いのは、画家の人脈や系譜などを、相関図(チャート)を作って解説することです。チャートを用いることで画家同士の師弟関係や交友関係、ライバル関係までが見えてきて、より広く深く理解できて、新たな興味が広がります。
 本書は著者が作成したチャートによって、画家の名前や作品、人脈について簡単かつ総合的に知ることができる、これまでになかった美術入門書です。「画家の成分分析」などには著者独自の新たな見解が含まれています。西洋美術と日本美術の2章構成で、美術史上最大の芸術運動であるルネサンス、日本人からも人気が高い印象派絵画、さらに日本が世界に誇る浮世絵を軸に、美術史の流れをチャートで紐解きます。著者自身による要点を押さえたイラストも、本書の見どころです。

>> 続きを表示
    •  
    • This book can be read at
    • Borrowed People

Recently borrowed books by this book borrower.

  • 水族館人 今まで見てきた景色が変わる15のストーリー
  • 死なれちゃったあとで
  • 転倒予防の名医が教える長生き足体操
  • 藍を継ぐ海
  • 百人一首という感情
  • べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~ 二
  • 世界5000年の名建築
  • 学芸員しか知らない美術館が楽しくなる話
  • 日本の聖地解剖図鑑
  • モモ 愛蔵版 / 時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にとりかえしてくれた女の子のふしぎな物語