本書は1900年から1980年までのケチュアおよびアイマラ農民の闘いを要約したものである。そこで語られる「反乱の論理」は継続するプロセスとしての武力闘争を想定しているだけでなく、過去を振り返ることによって、ボリビア国家が求め続けてきたものの限界を打ち破ることのできる歴史的地平を切り開こうとする知的作業をも見据えている。