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  • Author石川憲彦
  • Publisherジャパンマシニスト社
  • ISBN9784880491752
  • Publish Date2005年5月

こども、こころ学 / 寄添う人になれるはず

親子を楽しむ精神医学入門  こどもやその心についての知識は、ずいぶん豊かになりました。脳や心に関する研究は飛躍的に発展し、気軽に相談できる専門家や相談機関も増えています。ところが、「こどもの心が見えない」「今の子は、どう対応していいのかわからない」といった声は、かえって大きくなっています。  情報の洪水の中で、専門的な知識の正しさや価値を見分けるには、どうすればよいか。この本で、私が精神科医としておこなってきた解決方法について、書いてみました。情報の判断や選択は、もし科学的に追究しようとすれば、正直いって専門家でもお手上げです。しかし、忘れてならないのは「人間が生物であり、同時に生活者である」という事実です。  童心に返る。気持ちを汲む。これらができない大人はいません。ただ、これらを「できない」とか「してはいけない」と自己に暗示をかけている人が、少なくありません。ほんの少しゆとりと勇気と忍耐を取り戻して、こどもに寄り添ってみてください。すべては、ふしぎなほど簡単に見えてきます。暗示をとくために、本書が役立つよう、祈ります。 (「はじめに」より一部抜粋)

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